サイクリングデビューのその前に！サイクリングの心得！

ここ最近、ダイエットや健康のためにランニングよりも気軽に始めやすい「サイクリング」をする方が増えてきています。
ただ、準備もせずいきなり始めるには注意が必要です。そこで今回は、初めてサイクリングをする方への注意点などを紹介していきます。

自転車の種類

ロードバイク

元々は競技用として作られた自転車です。この自転車はタイヤが細く、車体が軽量のものが多く、ひと漕ぎで一気に進む事ができるので体力の消耗がしにくいと言われています。

ハンドルはママチャリとは違い、ドロップハンドルを使用しています。その為、安定性に優れており、前傾姿勢になるので長時間のサイクリングに向いている自転車です。

クロスバイク

フラットハンドルを使用しています。ロードバイクはタイヤが細い分、砂利など破片に気を遣いながらの走行になりますが、クロスバイクのタイヤは30～32ｍｍと少し太めの作りになっています。
その為、パンクなどもしにくく、ロードバイクとマウンテンバイクのいい部分を持ち合わせたような自転車です。

ロードバイクの前傾姿勢が苦手な方にもおすすめです。

シーズン別サイクリングの注意点

お気に入りの自転車を購入していよいよサイクリングデビューとなりますが、事前にしっかり下準備をしていれば20km以上のロングライドもこなす事ができます。
サイクリングする時の視点になって、目的地や立ち寄りスポットを考えてみると、当日は思いっきり楽しむことができるでしょう。

軽食など手軽に食べられるものを携帯

サイクリングをすると想像以上にエネルギーを消費します。そこであると便利なのが、カロリーメイトやおにぎりなどの軽食です。
水分を適宜摂取していても食事を怠った場合、「ハンガーノック」というエネルギー切れを起こし、体が動かなくなる症状が起こってしまうので注意が必要です。

春の服装

昼間はポカポカした陽気でサイクリングに出かけたくなる季節です。ただし、朝晩と日中との温度差が大きくなるので服装には注意が必要です。
携帯できるウィンドブレーカーを一つ忍ばせておくと何かと役に立ちます。インナーには、吸水速乾性のあるものを着用しておけば汗をかいてもすぐに乾くので快適に過ごせます。
更に、アームウォーマーとレッグウォーマーがあれば急な冷え込みにも対応できるのでおすすめです。

夏の服装

夏は暑くてすぐに汗をかいてしまいますが、そんな時におすすめなのが「サイクルジャージ」です。
速乾性があり、汗をかいてもすぐに乾くからベタベタすることも無く、快適に楽しむことができます。デザインもスポーツタイプのものから日常のファッションの延長みたいなものまで、幅広く販売されているので自分好みのデザインをお選びください。

秋の服装

比較的過ごしやすい季節なので、サイクリングに向いている季節です。ただし、急に冷える事があるので、それに対応できる服装を準備しておきましょう。
携帯できるウィンドブレーカーや、秋冬用のグローブやアームウォーマーがあれば冷え込んでも安心です。

靴下は厚手のものを着用した上にレッグウォーマーかビブタイツを使用すると寒さが和らぎます。寒がりの方は冬用のものを準備しておくと安心してサイクリングを楽しめますね。

冬の服装

体温が下がると身体に大きな負担がかかってしまいます。その為、しっかり防寒防風対策を行っておく事が重要です。夏と違い、厚手のサイクリングジャージを着用するようにしましょう。
天候の状況によりグローブやジャケットなども必要になってくる場合があります。冬でも長時間サイクリングをしていると汗をかくので、インナーは吸水速乾性のあるものを着用するようにしましょう。
さらに保湿性のあるインナーであれば、より身体を冷えないようにしてくれるのでおすすめです。

自転車の雑学

自転車は環境に優しい乗り物です。自動車などとは違い、排気ガスを出すこともなく自分で自転車を漕ぐことで進むので輸送エネルギー（人1kgが1km移動するのに使うエネルギー）は0.15ほどです。
一方、車の場合は0.82にも及ぶので差は一目瞭然です。近場や混雑する場所などに行く際に自転車を積極的に利用することで、自身の健康だけでなく環境を守ることにもつながりますね。

サイクリングは日頃の運動不足を解決するのに一役買ってくれます。
自分に合った自転車、その季節に合ったファッションで、初心者の方はまず形から入るのもおすすめです。自分らしいサイクリングライフをエンジョイしましょう。